自然癒着法とは?埋没法との違い・メリット・デメリットを解説【二重整形】

二重整形

アイリス美容整形比較の大月です。今回は最近流行っている韓国発の二重整形法「自然癒着」について、日本で決定版の記事がなかったため解説を行います。

自然癒着法は曖昧な言葉

自然癒着は人によって定義が曖昧

「自然癒着」という言葉はSNS広告をはじめいろいろなところで使われていますが、実は2023年に流行りはじめた言葉で、人によって定義がバラバラなんです。

ある人は「眼輪筋を取る手術」と言い、ある人は「二重ラインを点で切開して癒着させる、埋没と切開の中間的な方法」と言います。

(結論)自然癒着は埋没法のやり方の1つで、交差的に糸をかける方法

ということで、先に結論からお伝えすると、自然癒着とは埋没法のやり方の1つで、交差的に糸をかける方法です。まずはこの内容について詳しく説明します。

(小川先生による解説)

自然癒着法とは?埋没法との違いは?

自然癒着法は、美容整形大国である韓国発祥の埋没法の1つのやり方で、1本の糸を複雑にかける掛け方のことです(挙筋法などと同等の立ち位置)。糸を複雑にかけることが、眼瞼挙筋と皮膚の癒着を促すことからその名がついています。埋没法との違いは、糸の掛け方だけです(というより、埋没法の一種です)

自然癒着法のメリットは、通常の埋没法よりも取れにくいことにあります。また、取れにくいからこそ、通常の埋没法ではできないような幅広二重や並行二重などのデザインができることもあります。

ただし、あくまで埋没法の一種なので、取れるリスクもあります。よくある「埋没法と切開法の良いとこどり」という説明は誤りに近いです。

自然癒着法のデメリットは、通常の埋没法に比べ抜糸が困難であることが挙げられますが、抜糸事例自体は存在するので大きな問題ではないと言えます。

自然癒着法にいろいろな意味がある背景

自然癒着は「韓国発祥」で「韓国での埋没法のトレンド」である点から、いわゆるマーケティング材料として大手美容外科によって宣伝に使われています。その流れの中で、原義とは異なる意味合いで使われるようになっているため、ここで紹介します。

自然癒着法=脱脂(マイクロポリサクション)ではない

湘南美容外科さんのメニューで脱脂を商業的に(?)「自然癒着セット」という名前をつけて売っていることが原因かと思われます。

自然癒着セット(上眼瞼脱脂)|二重・目元整形なら湘南美容クリニック【公式】
まぶたの脂肪は吸引ではなく除去が適用されます。自然癒着セット(上眼瞼脱脂)はまぶたを数ミリほど切開し、脂肪を取り除くことで理想の二重を実現します。まぶたが腫れぼったい、のりで癖がつかないなどのお悩みがある方はぜひご検討ください。

実際には自然癒着と併用して使われうる術式です。

自然癒着=眼瞼下垂(目つき矯正)ではない

韓国の目元整形で「目つき矯正」というメニューがよくあります。日本で言うと眼瞼下垂に近い手術です。おそらく韓国で自然癒着埋没法と目つき矯正の組み合わせが多いことから、日本に持ち込まれる際に混同して自然癒着として使われるようになった可能性があります。

実際には自然癒着と併用して使われうる術式です。

自然癒着法の料金・受けるべきか?

自然癒着法は、日本ではマーケティング的に広告ではよく使われるものの、実際に本来の韓国的な術式で実施を行っているクリニックは多くありません。「埋没と切開の良いとこどり」という謳い文句に飛びついてしまうと、広告看板としての、アップセル目的の自然癒着になってしまう可能性があります。

日本でのスタンダードは6点3往復で、価格は埋没法とさほど変わらない〜少し高い、が相場だと思われます。

日本で受けるなら、先にツイートをご紹介した小川先生はご経験も豊富で良いと思います。

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